料理を始めるには

前回の記事にも書いたように、私はもともと自炊とは無縁の生活をしていました。そんな私が今では当たり前のように自炊をする生活になった経験から、自炊したいけどできない読者さんに向け、今回の記事を書いていこうと思います。ポイントは「ハードルを下げて取り組むこと」です。

①扱いやすい食材を使う

料理をするのにまず必要なのが材料確保です。初手から躓くと一気にやる気をなくしてしまうので、ここはスムーズに進めたいところ。最初のうちはできるだけ扱いやすい食材を使っていくのがよいと思います。個人的にはじゃがいも、にんじん、肉や野菜の冷凍食品をストックしておくと、「あるもので作る」が増えるのでおすすめです。じゃがいもやにんじんは比較的長持ちしますし、冷凍食品はたくさん買っておいても腐らせることはほとんどありません。我が家は業務スーパーの豚肉切り落とし、豚ミンチ、鶏団子、たまねぎスライス、たまねぎみじん切りは常に冷凍庫にストックしてあります。他にも冷凍食品だとスイートコーンやブロッコリーはよく買います。普通に肉や野菜を買ってきて、自分で適当な大きさにカットし、ジップロックなどに入れて冷凍保存するのもありです。初心者さんは冷凍食品を買う方が手っ取り早くておすすめです。

②簡単な物から作る

自炊というと、肉じゃがなどよくある家庭料理を想像するかもしれませんが、最初のうちはハードルが高いかもしれません。例えば、肉じゃがはじゃがいもやにんじんの皮を剥いて切る作業が地味に面倒くさいのと、具材によって火が通る時間が異なるのもやや手間です。具材と調味料をレンチンして混ぜ合わせるだけのものなど、思っているよりも簡単な料理はたくさんあります。レシピアプリやSNSを参考にしてみてください。

③完璧主義をやめる

料理をする中で完璧主義になるとさまざまな場面で手が止まります。例えば、レシピを調べ、料理を始めようとしたときに足りないものがあったとします。そんなとき、「足りないからできない」ではなく、他のもので代用できないか、それがなくても料理として成り立たせることはできないかを考えます。ベーコンはないけどソーセージで代用できないか、チーズはないけどそれでもおいしくなるのではないか、といった具合です。料理は創作物なので正解はありませんし、食材の品質や火の入れ具合などそのときの状態によって完成形が変わってきます。こうでなくてはならないという完璧主義を捨てることで料理が手につきやすくなります。

料理は仕事や勉強にも通ずるところがあると思います。まずは基礎を身につけ、場数を踏み、それから経験をもとに応用をきかせていく。なかなか難しいことではないでしょうか。だからこそ、初心者のうちはできる限りハードルを下げて取り組み、小さな成功体験を積み重ねていくのが大事だと思います。

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