つわりと闘うあなたに読んでほしい|私がつわりを乗り切った方法

夫婦日記

妊娠が分かって喜んでいたのも束の間、妊娠5週からつわりに悩まされました。
私の場合、妊娠・出産の中で一番つらかったのがこのときです。
今回は、そんなつわりを乗り切るために私が何をしたのか、ご参考までにお話したいと思います。
あまりにもつらかったので、1記事まるごと使っていきます😂

私の症状と対処法

つわりはしばしば車酔いや二日酔いに例えられますが、私はそれらとは全く違うものだと感じました。
確かに、どれも「気持ち悪い」という点では同じなのですが、つわりはもっと胃が荒れ狂っているような感じで、何かに例えられるものではないと思います。つわりはつわりです。
上体を起こし、胃の上部あたりを手で圧迫していると楽に感じることが多かったです。

最初は「気持ち悪い気がする」くらいでしたが、数日であっという間に気持ち悪さとだるさで起き上がることもできないほどになりました。
一番つらいときは、光や音でも気持ち悪くなってしまい、テレビやスマホを見ることもできず、ただひたすら静かな、真っ暗な部屋で気持ち悪さに耐える日々でした。
嘔吐が怖くて、嘔吐に至ったのは9週と12週のときの2回。
この2回は気づいたら吐いていたというくらい突然に襲ってきました。
吐き気止めを処方してもらっていましたが、気持ち程度にしか効かず😭

その他、終盤では唾液が溢れるように出て飲み込めない、喉がつかえる感じがするなどの症状もありました。
唾液は口の中にたまったら洗面台に吐き出し、喉のつかえ感はどうしようもなかったのですが気づいたらなくなっていました。

また、においにとても敏感に反応するようになり、そのにおいが気持ち悪さを増幅させるのできつかったです😭
においの感度が完全に元に戻ったのは出産してからでした。
においというにおいは全てだめで、人のにおい、せっけんのにおいなど、いつもは気にならないにおいや、心地よく感じるにおいまでつらく感じ、その度に襲ってくる吐き気と闘っていました。
日常生活では、(夫による)調理、トイレ、お風呂、歯磨きのタイミングが大変でした。
歯磨きは歯磨き粉をつけない、お風呂は2日に1回にして(感染の観点から、陰部は毎日洗うことをおすすめします)対応していました。

食べられたものと飲めたもの

つわりというのは不思議なことに空腹でも満腹でも気持ち悪くなってしまうので、胃の中に適量の飲食物が入っているのがベストです。

「つわりでもマックのポテトだけは食べられる」というのはよく聞く話ですが、私には無理でした😣
私の場合はこれなら食べられるという特定のものはなく、その日、その時間で食べられるものはさまざまでした。
その瞬間に思い浮かんだものなら食べられるかもしれないという、あまりにも不確かな感覚だけを頼りにして、わざわざ買ってきてもらったけど食べられないというのを何度も繰り返していました。
その中でも一定期間リピートできた食べ物もあり、参考までにいくつか例として挙げておきます。

  • モスバーガーのモスバーガー
  • inゼリー
  • ふりかけで作った一口サイズのおにぎり(夫作)
  • サラダチキン
  • フルーツヨーグルト

固有名詞にこだわっているのは、不思議なことにピンポイントでこれでないとだめだからです。
例えば、モスバーガーは食べられても、他店のハンバーガーは食べられません。
あとは、カツサンド、カツ丼、カレーなど、風邪で気持ち悪いときには絶対に食べられないものがなぜか食べられたりしました。
食べられる量はそのときによってまちまちで、半分〜全部食べられるときもあれば、ほとんど夫に食べてもらうこともありました。

飲み物もいろいろ試しましたがどれもこれもまずくて、天然水が一番マシでした。
絶頂で気持ち悪い中での水分摂取はなかなか進まず、肌や唇はいつもカッサカサで、尿は濃い黄色で回数や量も少なく、軽い脱水状態が続いていたと思われます。

そんなこんなで体重は合計5kg減りましたが、つわりが落ち着いたら1ヶ月も経たないうちに元に戻りました。

仕事は休職!傷病手当はもらえるの?

仕事は遅刻や欠席が続き、妊娠7週から17週までの約2ヶ月半、休職しました。

身近にいる先輩ママさんの中には、つわりの期間でも無理して働いていたという方が何人もいたので、つわりで休職するなんて甘えだと最初は思っていました。
ですが、どう考えても働けるような状態ではないし、たとえ働きに出たとしても迷惑をかけるだけだと思い、休職を決めました。

読者さんの中にも同じように悩んでいる方もいるかもしれませんが、そんなときは単純に「働けるかどうか」だけを考えてみると、答えが出るのではないでしょうか。
在宅ワークや時短勤務を取り入れてみるのも手だと思います。

休職すると無給になってしまうので、傷病手当をもらいたいところ。
傷病手当の支給には「健康保険傷病手当金支給申請書」が必要で、

①被保険者(自分)
②事業主(会社)
③療養担当者(医師)

の記入欄があります。
医師に申請書の記入をお願いする必要があるわけです。

私は妊娠8週頃まで不妊治療でお世話になったクリニックに通院していたので、そこで申請書を記入してもらい、無事に前半1ヶ月分は傷病手当をもらうことができました。

しかし、出産予定の総合病院に転院してからは、「検査結果に異常はない」「医療行為(点滴など)をしていない」という理由で、申請書の記入を断られてしまいました。
そのため、後半1ヶ月半分は傷病手当をもらうことができず、お金が全く入ってこない状態に…😭
入院や脱水を伴っていないつわりの場合、クリニックや病院、医師の方針によって申請書を記入してもらえるかどうかは変わってくるみたいですが、つわりで苦しむ中、セカンドオピニオンを受ける気にもなれず、泣き寝入りするしかありませんでした。

申請書の記入を引き受けてもらえないことが、「あなたのつわりは軽いから、怠けていないでもっとがんばりなさい」と言われているように感じて、悲しさと悔しさでいっぱいの気持ちになりました。

休職期間が長引いてしまった場合、傷病手当がもらえるかどうかは家計に関わる重要な問題です。
可能であれば、事前に口コミなどで情報収集ができるとよいですね。

妊娠16週から日常生活を送れるように

検索エンジンに「つわり いつまで」と入力するのは妊娠初期のあるあるです💦
私も毎日、何度も検索して、“今日”つわりが終わることを期待し、この期待が希望になっていました。

そんな私のつわりが落ち着いたのは、ちょうど安定期に入るタイミングの妊娠16週頃。
この頃から少しずつ普通の日常生活を送れるようになっていきました。
それでも、薄ら気持ち悪い、においに敏感に反応する、ごはんを満足に食べられない、飲み物が全てまずい、少し動くだけで疲労感が強いなど、まだまだ本調子ではありませんでした。

これらの症状もほぼなくなってきたのが30週手前頃。
気づいたら、飲み物が問題なく飲めるようになっていました。

つわりを耐え抜くために

私もつわりのしんどさを少しでも軽減するために試行錯誤しましたが、これといってよい方法は見つかりませんでした…。
つわりに効く薬が早く開発、承認されてほしいと心から願っています。
(期待に応えられずすみません🙇‍♀️)

ただ、大事なことは1つあって、それは自分の体の声に耳を傾けることです!
SNSやWebサイトにはたくさんの情報が溢れていますが、つわりの症状や程度、期間は人それぞれです。
外から得た情報はそこそこに、自分は何をしたら楽になりそうか、とにかく自分の体と相談してみるとよいと思います。
私も楽な姿勢や食べられるものは自分で辿り着きました。

一方で、SNSにはつわりに耐えている仲間がたくさんいます。
私はそのような方々の投稿を見ながら、一緒にがんばろうと心の支えにしていました。

自分より症状が重そうな人を見かけるとついつい「自分なんてまだまだだ」と思ってしまうこともありましたが、つらさは人と比べられるものではなく、自分自身のつらいという気持ちを大事にしてよいのだと、今なら思います。

つわりがあるのは幸せなことだと頭では分かっていても、渦中にいるときは本当にきつく、その期間は時が止まってしまったかのように長く感じますよね。
でも、つわりに耐えている“今”は終わりに一番近づいています!
自分自身を最大限労わり、1日1日を乗り切っていってください。
陰ながら応援しています。

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